■ドーバーを渡る
僕が実際に体験したことのある海峡は、まずフランスとイギリスの間のドーバー海峡です。
遠い昔、1974年に西ドイツ・ワールドカップを観戦した後に各国を旅した後、最後にフランスのカレーからイングランド南部のドーバーに向かうフェリーに乗ったのです。今では海峡トンネルができましたが、当時は飛行機でなければフェリーに乗って往復するのが普通でした。
ここも、幅が30キロ以上あって対岸は見えませんが、船に乗ってイギリスに接近するとドーバーの有名な「白い崖(ホワイトクリフ)」が見えてきます。
高さ100メートルの崖が石灰質のために真っ白く見えるのですから、これは絶景です。ドーバー到着前に甲板上でイギリスの入国手続きが始まりました。「白い崖」を見ながらの入国検査。まだ、海外旅行にも慣れていなかった僕にとっては、船で国境を越えるという貴重な体験でした。
つづく






















