今季のJリーグでは、レノファ山口FCとギラヴァンツ北九州による「関門海峡ダービー」が5年ぶりに復活する。だが一方で、世界に目を向ければ、中東のホルムズ海峡は戦火に包まれ、緊迫の度合いを深めている。本来、「海峡」とは、対岸の異文化と交わるロマンにあふれた場所であり、のんびりとした時間が流れる平和な場所であるはずだ。蹴球放浪家・後藤健生が、W杯やチャンピオンズリーグ決勝の熱狂のあとに立ち寄った「世界各地の海峡」とサッカーの記憶を振り返りながら、争いの絶えない世界へ平和の祈りを捧げる。
■ホルムズ海峡に思う
アメリカとイスラエルの攻撃によって始まったイランを巡る紛争でホルムズ海峡が閉鎖されてしまい、中東のエネルギー資源に頼る日本にとっての影響が懸念されています。
ホルムズ海峡の北岸はイランの領土。南側はアラブ首長国連邦(UAE)を構成するラスアルハイマですが、岬の先端はオマーン領の飛び地になっています。
僕は、そのホルムズ海峡には行ったことがありません。
イランには数度、UAEとオマーンには何度も行ったことがありますが、イランでは首都のテヘランとカスピ海沿岸しか行ったことがありませんし、南側もドバイやマスカットをわざわざ訪れるにはちょっと不便すぎます。
ただ、UAEのドバイ空港に行くときには飛行機はオマーン上空を通って、半島を横切るようなコースで降下することが多いので右側の窓側に座っていると、遠くホルムズ海峡を眺められることもあります。
オマーン領の岬は先端まで山がちで、行ってみたら景色も楽しめそうな地形です。
ペルシャ湾(南岸のアラブ諸国では「アラビア湾」と呼ばれています)は水が透き通っていてとてもきれいです。……そんなことを言っていると、不動産屋のドナルド・トランプが「じゃ、占領してリゾート開発しよう」などと言い出しかねないので、この話題はこのくらいにしましょう。






















