オーストラリアで開催されている「AFC女子アジアカップ」に参戦中のなでしこジャパン。初戦のチャイニーズ・タイペイ戦こそ2-0で辛勝も、第2戦のインド戦では11-0と圧勝。開幕2連勝を飾り、早くも決勝トーナメント進出を確定させた。この大会、来年に控える女子W杯のアジア予選も兼ねているが、準々決勝で勝利すると、日本はW杯出場権を獲得できる。ただ、喜んでばかりもいられないというのは、サッカージャーナリストの大住良之。どうしてなのか?
■世界各地で広まる女子サッカー熱
現在オーストラリアで開催されている「AFC女子アジアカップ2026」のあまりの“ゆるさ”に驚いている。この大会は来年ブラジルで開催される「FIFA女子ワールドカップ」の予選を兼ねているのだが、その過程がゆる過ぎるのである。
近年、アジアでも女子サッカーは急激な普及・発展を見せており、代表チームも、かつては「女子アジアカップ」に出場したこともなかった国、なかでも中東のチームの力がどんどん伸びている。
現在のアジアの女子サッカーでは、中国、北朝鮮、日本、韓国の東アジア勢とオーストラリアの力が図抜けている。この5か国は女子ワールドカップでもグループリーグを突破して上位に進む力を持っている。しかし、それ以外の国は大きく引き離されているのが実情だ。
現在の「FIFAランキング」でも、日本8位、北朝鮮9位、オーストラリア15位、中国17位、そして韓国21位。この「5強」をのぞくとベトナムの36位が最高位。力の差は歴然だ。














