■本当のアジア杯は「準々決勝から」
「女子アジアカップ」は、1975年に「アジア女子サッカー連盟(ALFC)」の主催で「女子アジア選手権」として始まり、1986年の第6回大会からアジアサッカー連盟(AFC)の直轄大会となった。
AFCの記録では日本は1977年の第2回大会に参加したことになっているが、正式な女子日本代表ではなく、東京のクラブチーム「FCジンナン」が日本サッカー協会(JFA)の許可を得て参加したものだった。JFAが女子サッカーを傘下に入れたのは1979年で、1981年に初めて女子日本代表が組織され、この年の6月に香港で行われた「第4回女子アジア選手権」に参加した。1勝2敗の成績だった。
しかし2回目に出場した1986年の第6回大会(香港)では見違えるような強さを見せて決勝に進出、当時圧倒的な力を誇っていた中国に0-2で敗れたが、以後、前回の第20回大会(2022年、中国)まで15大会連続して「4位以上」をキープ、優勝も2回(2014年、2018年)達成している。
現在進行中の「第21回大会」は、36チームがエントリーし、12チームがオーストラリアでの「決勝大会」に進出、4チームずつ3グループによるグループステージの後、8チームが準々決勝以降の「ノックアウトステージ」を戦う。すなわち、各組上位2チームとともに、3つの「3位チーム」から2チームが準々決勝に進むのである。
A組にはオーストラリア(FIFAランキング15位)と韓国(21位)、B組には北朝鮮(9位)と中国(17位)、C組には日本(8位)が入っているが、こうした大会システムであれば、これらの「5強」が準々決勝に進出する可能性は非常に高い。「女子アジアカップ」は、実質的に準々決勝から始まると言っても過言ではないのである。














