■断崖を背負うスタジアム
現在の香港スタジアムは4万人収容。英国のウェンブリー・スタジアム株式会社が設計建設し、運営を担っていました。ただし、旧啓徳(カイタク)空港跡地に新しい啓徳体育園が完成したため、香港スタジアムはいずれ縮小されると言われています。
1953年開場の2万8000人収容の政府大球場は、日本代表が1980年末のスペイン・ワールドカップ予選や1985年のメキシコ・ワールドカップ予選を戦った陸上競技兼用のスタジアムでした(フィリップ・トルシエ監督時代のシドニー・オリンピック予選は、もう新しい香港スタジアムになってからでした)。それで、僕もここを何度か訪れましたが、なかなかユニークな景観を楽しめました。南側のサイド・スタンド裏が断崖になっていたのです。
そして、たいてい熱心な(?)ファンが、その断崖の上まで登って試合を(タダで)見物していたものでした。キャロライン・ヒル自体は、「山」というほどの高さはありませんでしたが、あの断崖を見ると、「ああ、ここはやはり山なのだなぁ」と思ったものです。














