■修行者の入山を待つ坂道
「山」と言われたのは、実際に「南華体育会」の本部が銅鑼湾(コーズウェイ)地区のカロライン(加路連)ヒルという丘の上にあったからでもあります。
香港島というのは花崗岩質の島で平地がほとんどありません。だからこそ、香港島と九龍半島の間の海は水深が深く、大型船が航行することができたので英国人が目を付けて貿易の拠点にしたのです。日本でも、横浜とか神戸、長崎など古くからの港町は、どこも坂だらけですよね。
実際、「南華」体育会を訪れるためには銅鑼湾まで地下鉄か二階建て電車で行って、そこから坂道を上がっていかなくてはなりません。それほどの急坂ではないのですが、坂道だらけなので道がくねくねと曲がっていて、ついつい道を間違いそうになります。
そして、丘の上に出ると「南華体育会」の大きなビルが見えてきます。ビルの裏側は人工芝のサッカー場になっています。
実は、「南華体育会」は香港スタジアム(香港大球場)に隣接しています。いや、ここに前身である「ガバメント・スタジアム(政府大球場)」が建設されたのは1953年ですから、スタジアムが「南華体育会」に隣接して後から造られたと言うべきでしょう。













