■同点弾演出の立役者たち
今回、このコラムで取り上げたいのは「PK戦の是非」というテーマではない。
注目したのはFC東京が同点ゴールを決めた場面についてである。
93分の同点ゴールは、東京の松橋力蔵監督が交代で送り込んだ橋本健人と山田の2人によってもたらされたものだ(東京側は交代としてMFの橋本拳人とSBの橋本健人が出てきた!)。交代選手によってギアを上げられるというのは、チームにとっては大きなメリットとなる。
さらにこの同点ゴールの起点をつくったのは、左センターバック(CB)の稲村隼翔だった。
稲村が左サイドを走る橋本健人に右足で正確なグラウンダーのパスを供給し、これを受けた橋本健人がドリブルで持ち込んでファーサイドの山田に長いクロスを送ったのである。
稲村は、2002年生まれの23歳。
FC東京のアカデミー(深川)育ちで前橋育英高校から東洋大学を経てアルビレックス新潟入り。昨年夏にスコットランドのセルティックに完全移籍したものの出場機会に恵まれず、今シーズンからFC東京にレンタルで加わったCBだ。









