■突然の「出場停止」

 だが1979年夏、彼の連続出場記録は突然途絶える。1979年7月14日、バイエルン・ミュンヘンはプレシーズンの親善試合を西隣の州のウルムで行った後、バスでクラブの練習グラウンドまで戻り、マイヤーはそこから愛車メルセデスで帰宅の途についた。そのアウトバーン上で、彼は交通事故を起こしてしまうのである。

 肺が破裂し、肝臓が大きく動き、そして横隔膜裂傷という大ケガだった。この年チームマネジャーに就任したばかりの元チームメイト、ウリ・ヘーネスの機転によって緊急手術を受け、マイヤーはようやく一命を取りとめるという状態だった。

 11月にトレーニングには復帰したものの、1979/80シーズンは1試合も出場できず、そのまま引退を決めた。35歳。GKとしては早すぎる引退だった。

つづく

(2)へ続く
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