■遠かったワールドカップ
正式に「オランダ領アンティル」となった後の1957年、初めてワールドカップにエントリー。予選第13組(北米と中米)のサブグループBに入ってコスタリカ、グアテマラとホーム・アンド・アウェーで対戦することになった。
初戦は1957年3月3日、アウェーのコスタリカ戦。オランダ領アンティルは所属クラブの事情で主力選手を10人も欠き、0-4で敗れた。しかし11日後、グアテラマとのアウェーゲームで初勝利を記録する。前半にウィルフレド・デラノイが2点を決め、後半にモルティマー・ミューレンスが追加して3-1の快勝だった。
しかし中米の大国であるコスタリカは、オランダ領アンティルにとってあまりにも強敵だった。8月4日、首都ウィレムスタットでのホームゲームは、強風にも助けられて奮闘したものの、1-2の敗戦に終わった。サブグループAとのプレーオフに臨めるのは1チームのみ。この時点で4戦全勝のコスタリカのプレーオフ進出が決まった。4日後に予定されていたキュラソー×グアテマラは、7月26日にグアテマラの大統領が暗殺され、政情不安から外国への渡航が禁止されたため中止となった。
以後、2010年の南アフリカ大会まで、オランダ領アンティルのワールドカップへの挑戦は14大会続いたが、すべて敗退。「キュラソー」となった2014年大会からの3大会も夢はかなわなかった。













