■求められる個人の成長

 そもそも、従来のようにU23アジアカップがオリンピック・イヤーの1月に開かれると、オリンピック出場権獲得後から本大会に向けて準備する時間が少なくなってしまうという問題があった。

 フル代表のワールドカップと同じで、“格下”相手のアジアでの試合と、ワールドカップやオリンピックで、日本代表は戦い方を変えなくてはならないのだ。だが、もしU23アジアカップ(オリンピック予選)が大会前年の夏までに終わるのなら、出場権を獲得してから世界と戦うためにみっちりと準備できる。

 決勝戦後のフラッシュインタビューでキャプテンの市原吏音が語っていたように、この実質U-21の日本代表から1人でも2人でも2026年のワールドカップに参加して、世界との戦いを経験してほしい。そして、Jリーグや海外クラブでの実戦経験を通じて選手の個の能力を上げていくことができれば、2028年のロサンゼルス・オリンピックでメダルを狙えるチームが完成するはずだ。

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