ワールドカップに「U21世代」が一人でも多く参加する事で見えてくる「ロス五輪のメダル」【若きサッカー日本代表、U23アジア杯制覇で見せた「成長と未来」】(4)の画像
大岩剛監督率いる若き日本代表は、ロサンゼルス五輪でのメダル獲得へと前進していく。撮影/中地拓也

 U-23日本代表が、サウジアラビアで開催されていたU23アジアカップを制した。若き日本代表は大会を通じて、自分たちと日本サッカーの成長を証明した。さらに見えてきた明るい未来についても、サッカージャーナリスト後藤健生がつづる。

■五輪出場枠は減少

 いずれにしても、21歳以下の代表チームによってU23アジアカップを制したことは快挙と言っていい。

 次期U23アジアカップはロサンゼルス・オリンピック予選を兼ねて行われる。オリンピックの男子サッカーの参加チーム数が12に減ったことに伴ってアジア枠は「2」に減った。つまり、次のU23アジアカップでは決勝進出がノルマになるのだ。

 日本の実力を考えれば、ワールドカップ予選のようにリーグ戦方式で行われれば、日本にとって「2位以内」はそれほど難しいことではないかもしれないが、次のU23アジアカップが従来通りの方式で行われるとすれば、準々決勝、準決勝を確実に勝ち上がることが要求される。

 番狂わせが起こりやすいサッカーという競技で、ノックアウト式トーナメントを確実に勝ち上がることは非常に難しいことだ。圧倒的な実力差を付けておかなければならない。

 その意味で、今大会で実質U-21の日本代表が優勝し、決勝戦で中国を圧倒したことは大きな成果と言える。

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