サッカー日本代表、そしてフランスのスタッド・ランスでプレーする中村敬斗。2025年は、彼のサッカー人生にとって、まさに“天国と地獄”を味わう激動の1年だった。栄光と挫折、その両方を味わった25歳のアタッカーは今、何を思うのか。目前に迫った2026年北中米ワールドカップへの思い、そして未来への展望を、彼自身の言葉で語ってもらった。(全3回/第2回)
■戦術は無視して「本当に自由に」
リーグ・アンと2部リーグ(リーグ・ドゥ)では、もちろんレベルの差はあります。
リーグ・アンのほうがレベルは高いし、点を取るのも難しい。ただ、今の僕たちのチームは、正直まだリーグ・アンで戦えるレベルにはないと感じています。昨シーズンから選手もほとんど入れ替わりましたから。
どこのリーグでプレーするにしても、僕一人の力でどうにかなるものではありません。結果を残し続けるのは、決して簡単なことではないんです。
最近のプレーを見て、「左サイドに張っているだけでなく、いろいろなところに顔を出して、チャンスメイクをしている」と感じる方がいるかもしれません。
本来、僕はサイドに張ってボールを受け、そこから仕掛けてシュートやクロスを上げるプレーが好きです。でも、今のチームは、僕が張っていても、なかなかパスが出てこないことがある。だから、自分からいろいろな場所に顔を出して、とにかくボールに触り、チャンスを作り、自分でも点を取る。
ある意味、戦術は無視して、攻撃に関しては本当に自由にやらせてもらっています。
2部でのプレーは、自分のプレーの幅を広げる絶好の機会だと、今はプラスに捉えています。以前は右サイドの伊東純也選手からのクロスに合わせるのが、ランスの必勝パターンでした。今は僕が起点となり、左右両サイドからチャンスに絡んでいく。得意とする左斜め45度からカットインしてのシュートだけでなく、得点パターンを増やすことを常に意識しています。





















