■「良い内容」の試合をしても…

 さて、高円宮杯も、高円宮妃杯も、いずれもグループリーグなしのノックアウト方式で行われる大会だ。

 従って、ベスト4に入った男女それぞれ4チームずつは、けっして最強チームとは言い切れないのかもしれないが、少なくともそれだけの実力があり、また調子が上向きのチームであることは間違いない。

 僕が直接スタンドから観戦できた試合(準決勝以降)を観ると、男子の準決勝で最も良い内容の試合をしたのは、ガンバ大阪ジュニアユースだったのではないか?

 準決勝で横浜F・マリノスジュニアユースと対戦したG大阪。オープンな攻め合いで幕を開けたが、G大阪はFW陣、とくに藤堂優心が相手守備ラインの裏に飛び出す動きが良く、チャンスをつくる。そして、20分以降は横浜FMにほとんどチャンスをつくらせず、29分に右CKからのリターンを笠井直樹が受けてクロスを入れると、ゴール前で砂田晄一登が合わせて先制に成功する。

 そして、その後も前半終了まで完全にゲームをコントロールして、チャンスをつかみつづけた。だが、結局、「2点目」が奪えないまま終了した。

 そして、そのツケが回ってくることになる。

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