■育成年代から「求めたい」意識
後半に入って、46分、横浜FMがロングボールを使ってカウンター気味の攻撃。右サイドから藤澤斗亜が持ち込んで中央に入れたボールに鈴木遼が合わせて同点としたのだ。
G大阪は、その後も何度もチャンスをつかんだが、結局勝ち越し点は奪えず、1対1の引き分けに終わり、PK戦の末、横浜FMの決勝進出が決まった。
シュート数を比べればG大阪の16本に対して横浜FMは6本だけ。内容的には間違いなくG大阪の試合だった。
しかし、前半、良いリズムで攻めている時間に、G大阪は、まるでそのプレー内容に満足しているかのように見えた。しっかりボールを握って、サイドも使い、相手の裏も取れている。チャンスの数も多いし、シュートも撃てている……。
しかし、どんな内容の良いサッカーをしていても、ゴールを決められなければ満足してはいけない。
グループリーグは突破できても、ノックアウト方式で勝てない各年代の日本代表。その問題点にも関連しているのではないか。良いリズムで攻めているなら、無理をしてでも、泥臭くてもいいから、とにかくゴールを決めるまでは満足せず、どん欲に得点を求めていく……。
これまでは、育成年代を卒業してから、もっと極端に言えば、ヨーロッパに移籍してから、そうしたゴールに対するどん欲さを身につけることが多かった。だが、そろそろ、育成年代からそういった意識を強く持って戦う姿勢を付けさせるべき時期に差し掛かっているのではなかろうか?
それが、近い将来、日本代表が次のステージに進むための条件のように思えるのである。

















