高校年代サッカーの最高峰リーグであるプレミアリーグの東西王者による優勝決定戦が12月21日に埼玉スタジアムで行われ、鹿島ユースが1-1からのPK戦の末にヴィッセル神戸U-18を下して10年ぶり3回目の優勝を果たした。レベルの高い先制ゴールにファンが驚愕している。
アンダー世代の代表選手を多く抱えた充実の戦力で、今年のクラブユース選手権とJユースカップを制していた鹿島ユース。三冠がかかった試合でも序盤から落ち着いた試合運びを見せ、前半37分にはスコアを動かす。
鈴木優磨と同じ背番号40を背負い、FWながらピッチを縦横無尽に動いていたエースの吉田湊海が、相手のクリアボールを中盤右サイドの位置で拾う。そして最終ラインのギャップを突きながら逆サイドのスペースへ達するロングスルーパスを右足で送り込んだ。
走り込んだ平島大悟がボックス内で巧みにコントロール。ボールを支配下に置いた背番号10は、中へ入るように見せかけてから鋭く切り返し、さらに左足でボールを押し出して目の前にいた2人のDFを振り回す。最後は、右足でのコントロールショットをゴール右上の隅に突き刺した。
このゴールにベンチも大騒ぎ。得点を決めた平島は、胸のエンブレムを叩きながら全身で喜びを表現してチームメイトと抱き合った。









