■試合前から大騒ぎ
で、決勝戦の朝、いつものようにメディア用シャトルに乗ったのです。
メディア用シャトルは交通規制された(渋滞がない)ルートを走ることができるので、迅速にスタジアムに着けるはずでした。
ところが、運転手が道に迷って一般用のルートに入ってしまいました。しかも、運転手はスタジアムまでのルートを正確に把握していないようで、渋滞と迷走が重なってバスは立ち往生。車内は緊張に包まれました。
しかし、ラテンアメリカ系の放送局というのは大したもので、車内からいきなり各局の実況が始まりました。各国のアナウンサーやレポーターたちがスペイン語で「バスが渋滞にはまっている。これでは、とうてい試合開始に間に合いそうもない。隣にどこどこの国の記者がいるがとても困っているようだ……」などと、面白おかしく、大げさなレポートを始めたのです。
さて、来年のワールドカップでは輸送はうまくいくのでしょうか……。













