本当に「厳しいグループ」はC組とI組!どこかで「かなえたい」久保建英の願い、ラウンド32は「サッカー王国」と再戦【組み合わせ決定「日本代表ワールドカップ決勝への道」大激論】(6)の画像
日本代表の久保建英(写真)が対戦を希望しているチームがある。カタールW杯ではアフリカ勢初となるベスト4入りを果たしたモロッコだ。来年の大会では、日本代表とラウンド32で激突する可能性がある。撮影/原悦生(Sony α1使用)

 来年開催されるワールドカップの組み合わせが決まった。日本代表は、オランダ、チュニジア、そしてスウェーデン/デンマーク/ポーランド/アルバニアの中からプレーオフを勝ち進んだチームと顔を合わせるグループFに入った。また、抽選会が終わったことで他グループの様子、さらに、会場やキックオフの日時も固まった。日本代表が目標である頂点へ勝ち上がるための道筋を、ベテランのサッカージャーナリスト大住良之と後藤健生が徹底的に論じ合った!

■韓国は「ラッキーな組」に入ったのか

――せっかくなので、日本が入る以外のグループも見てみましょう。本当に厳しい組はどこですか。

大住「抽選会を見ていて、一番おおっと思ったのは、ブラジルとモロッコが入ったグループCだよね。この2チームの対戦が、グループステージで一番厳しい試合になるんじゃないかと思う」

後藤「ノルウェーが入ったフランスのI組もそうだよね。セネガルも難敵だから、ここがやはり一番面白そうだよね。フランスは前回優勝チームとして臨んだ2002年の開幕戦で、セネガルに負けている。また初戦でセネガルと当たるのは、イヤなんじゃないかな」

大住「イングランドとクロアチアが同じ組に入ったのも面白いけど、グループLはこの2チームの勝ち上がりが決まりとも言える」

後藤「だから、どう考えても水増し感は否めないんだよ」

大住「韓国はラッキーな組に入ったなんて言っているらしいけど、今の南アフリカはけっこう強そうだけどなあ」

後藤「このグループAにも、ヨーロッパのプレーオフを勝ち抜いたチームが入るわけだしねえ。メキシコと高地で対戦するのも大変だよ」

大住「デンマークがプレーオフに回ったのも、ヨーロッパ予選ではアンラッキーに泣いた面もあったからだしね」

後藤「メキシコは高地という強い味方がついているから、そりゃあ大変だよ。韓国はメキシコで開催された1986年大会には良い思い出があるけどね。負けたものの、イタリアから点を取ったんだから。まだ、ヨーロッパのチームに勝つなんて考えられない時代にね」

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