■Ｊ２でも緊迫の｢上位対決｣
Ｊ２でも熱いレースが続いている。この最終節まで、自動昇格チームは決まっていない。
首位に立っているＶ・ファーレン長崎だが、３位のジェフユナイテッド千葉との間には勝点３差しか開いていない。得失点差も「２」しか違いがなく、３位に転落する可能性もある。
しかも相手は４位の徳島ヴォルティス。徳島は２位の水戸ホーリーホックと勝点３差で、こちらも逆転で自動昇格をつかむ可能性を残している。前節も上位を争うＲＢ大宮アルディージャにアウェイで２－１と勝利しており、勢いに乗っていることは間違いない。
そんな両者の戦いは、ドロー決着となるだろう。
長崎はもちろん勝利したいだろうが、一番避けたいのは負けることだ。勝点１を上乗せすれば、自動昇格が決まる。戦い方は慎重になることが予想される。
しかも、このカードは、徳島から見て通算７勝６分６敗と引き分けが多い。さらに今回開催される徳島のホームではどちらから見ても２勝５分２敗で、ドロー率は５６％に達するのだ。
徳島は数字的に見てプレーオフ進出は、ほぼ決まっている。ケガ人を出すような戦いなど、無理をする必要はない。
両チームともシビアに現実を見つめる激突は、ドロー決着が妥当だろう。
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