見逃せないゴール!「This is 土居聖真」J2山形の33歳天才MFがビタ止めトラップから美しい弧を描くゴラッソ!「トラップからシュートまでの芸術点高すぎる」「天才の所以だな」の画像
モンテディオ山形の土居聖真 撮影/中地拓也

 11月23日、J2リーグ第37節が各地で開催され、ヤマハスタジアムでのジュビロ磐田モンテディオ山形の一戦は、2-2のドロー。打ち合いの口火を切った土居聖真のテクニカルなスーパーゴールが注目を浴びている。

 すべてのプレーが完璧かつ見事だった。試合開始から間もない前半9分、ディフェンスラインでのボール回しから自陣内の左CB城和隼颯が前線へ浮き球のロングパスを送る。土居は巧みに相手ディフェンスラインと入れ替わり、後方からの浮き球を右足の甲に吸いつくようにコントロール。バウンドさせながらボックスに入って2タッチ目でゴールに体を向けると、左45度の位置から右足インフロントで逆サイドネットへとボールを送り込んだ。ゴールマウスを守っていた元日本代表GK川島永嗣も成す術なしのゴラッソ弾だった。

 33歳となる土居は、アカデミー時代も含めて約20年を鹿島アントラーズで過ごし、2016年のリーグ戦と天皇杯の2冠や2018年のACL制覇などに貢献。2024年夏に出身地のクラブである山形に移籍した。加入2年目の今季は、チームが中位に苦しむ中でも活躍を続け、今季リーグ戦での7得点目(4アシスト)を見事なプレーでマークした。

  1. 1
  2. 2
  3. 3