現地11月3日、サッカーU-17日本代表がカタールで行われているU-17ワールドカップのグループステージ初戦でU-17モロッコ代表と対戦し、2−0の快勝。勝利への扉を開いた先制ゴールが美しいと話題になっている。
廣山望監督が率いる今回のチームは、2008年生まれ以降で、プロ契約者数名を含む高校ユース年代の選手たちで構成されている。大会初戦の相手は、A代表が2022年のカタールW杯でベスト4入りを果たし、アンダー世代でも今年のU-17アフリカ・ネーションズカップを制するなど、躍進著しい強豪モロッコだった。
日本は3-4-2-1のシステムを採用。立ち上がりは相手の攻勢に押し込まれて劣勢を強いられたが、集中力の高い守備で得点を許さず。徐々に、優れた技術を発揮しながら試合の主導権を握っていった。0-0のまま後半に折り返すと、後半12分に日本が均衡を破る。
自陣からカウンター攻撃を仕掛け、平島大悟(鹿島ユース)のパスをセンターサークル内で浅田大翔(横浜F・マリノス)がレシーブ。ドリブルで相手をかわして右に逃げながら、味方の攻め上がる時間を生み出す。さらに右サイドから中央へとドリブルし、逆サイドの大外をオーバーラップしてきた左ウイングバックの瀬口大翔(ヴィッセル神戸U-18)へピッチを横切るグラウンダーパスを送った。
パスに走り込んだ浅田は、ボックスに入るや否やワンタッチでシュート。右足インサイドから放たれたボールはGKの伸ばした手を回り込むような美しい軌道を描いて逆のサイドネットへと吸い込まれた。








