■首位・水戸は次節にJ1昇格決定も

 35節の結果を受けた順位に、大きな変動はなかった。

 首位は勝点67の水戸ホーリーホックで、2位は勝点63の長崎である。3位は札幌を5対2で退けたジェフユナイテッド千葉で、4位はブラウブリッツ秋田を5対0と圧倒したRB大宮アルディージャである。

 RB大宮は前半に退場者を出した相手から大量得点を記録し、得失点差をプラス21とした。5位の徳島ヴォルティスは同17だが、6位のベガルタ仙台は同10にとどまる。7位の磐田、8位のサガン鳥栖は同6だ。最終的な順位が得失点差で並んだ場合、RB大宮がこの日つかんだアドバンテージは価値を持ってくるだろう。

 長崎に勝利した磐田は勝点57の7位で、8位のサガン鳥栖も勝点57である。さらに9位のいわきFC、10位のFC今治が勝点3を積み上げて「52」とし、J1昇格プレーオフ出場へ望みをつなげている。

 11月8、9日開催の次節で、首位の水戸と4位のRB大宮が激突する。この試合で水戸が勝利を収めると、2位の長崎と3位の千葉の結果次第で水戸のJ1昇格が決まる。9日14時キックオフの水戸のホームゲームは注目だ。

 J2残留争いは、18位のレノファ山口FCが17位のロアッソ熊本との直接対決を制し、両チームの勝点差が「3」に縮まった。ともにJ1昇格を争う上位との対戦があり、17位までが残留できるサバイバルも最後までもつれそうである。

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