「俺は絶対諦めないから!」「街全体で喜びたい!」悲劇の京都、ロッカールームに響いた未月とラファの猛ゲキ! 秘蔵映像公開に「これ見て諦めるサポーターいる?」の画像
京都サンガF.C.のサポーターは最後まで諦めない 撮影/中地拓也

 10月25日にサンガスタジアムで行われたJ1リーグ第35節で、京都サンガF.C.は試合終了直前のラストプレーで首位・鹿島アントラーズに同点弾を奪われて痛恨のドロー。試合後のロッカールーム映像が公開された。

 鹿島にとっての劇的同点弾は、京都にとっては悲劇だった。「勝てば勝点差2」という優勝争いの“天王山”で1−0リードしながら、最後の最後で鈴木優磨にゴールを奪われて1−1。試合終了のホイッスルが鳴ると、京都の選手たちはピッチに倒れ込んだ。

 試合後のロッカールームで呆然と座り込むイレブン。誰も言葉が出ない。その中で、移籍後初出場だったMF齊藤未月が立ち上がり、口を開いた。

 「全然諦める必要は、俺はないと思ってる。ちょっと今、“諦め”みたいな雰囲気がチームにあるのは俺はおかしいと思ってる。(首位鹿島相手に)この戦いができて、この環境で、この観客の前で、これだけのパフォーマンスができて、絶対に俺らは優勝できる。だから次の試合に向けて、まだまだ準備しよう。みんな顔上げて行こうぜ!あれだけサポーターは“まだまだやれるぞ”って言ってくれてんだ!俺らが下向いてたら意味ない!絶対こっからだよ!俺らは絶対掴めるよ!俺は絶対諦めないから!」

 さらに、故障でベンチ外だったエースのラファエル・エリアスが続ける。

 「絶対に頭に入れておいて欲しいのは、絶対に俺らはできるんだということ。素晴らしい試合だったし、素晴らしいチームなんだよ、俺たちは!ここまでやってきた仕事は(優勝に)値する。残り3試合。下を向いているのは見たくない!本当に今日、俺は試合に出れなかったのが無茶苦茶悔しい。京都の街全体で喜びたい!みんなもう一回、顔を上げよう!この3試合で1ポイントも落とすな!俺は最後まで信じる!」

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