■「優勝経験6回」の強国が決勝でまさかの…

 決勝はアルゼンチン対モロッコという顔合わせでした。

 アルゼンチンといえば、U-20ワールドカップで過去最多6度の優勝経験を持つ国です。ホセ・ペケルマン監督の時代からU-17代表からU-20、U-23(オリンピック)、そしてフル代表と一貫したチームづくりを進めています。

 しかし、今大会の決勝戦ではモロッコの激しく縦突破を狙うダイナミックなサッカーの前に完敗してしまいました。

 モロッコはカタール・ワールドカップでベスト4に入りましたが、2030年ワールドカップ開催国の一つですから、今後も強化は続くはず。日本代表にとってライバルの一つということになります(モロッコ国内ではサッカーに巨額の投資をする政府に対する批判が高まっているそうですが)。

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