今回のtotoはJ1第35節の10試合と、J2第34節の3試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■注目の上位対決
今節は、注目の上位対決がある。首位の鹿島アントラーズと3位の京都サンガF.C.が激突するのだ。
鹿島は現在リーグ戦で11試合負けていないが、ここ2試合はドローで終了しており、2位の柏レイソルに3ポイント差に迫られている。一方の京都も鹿島を勝点5差で追っており、優勝のためには、どちらも負けられない一戦となる。
鹿島としては、意地もある。今季最初の対戦では、80分から3ゴールを許し、悔しい逆転負けを喫した。京都にカシマスタジアムでの初勝利を献上する格好となってしまったのだ。
今回は京都が鹿島を迎え撃つ。今度は、ホームが京都の味方となりそうだ。
前述のとおり、京都は今シーズンに入るまで、カシマスタジアムで勝ったことがなかった。アウェイでの戦績は現状、1勝2分13敗と惨憺たるものだった。だが、ホームに鹿島を迎えると、6勝3分6敗と互角の戦いに持ち込むのだ。
しかも今節のチケットは、ほぼ完売。満席となれば2万1269人が入ることになるため、おそらく2万人を超える観客が詰めかけるだろう。今季の京都はここまでホーム1試合平均1万5873人を集めているが、その平均値を下回ったホーム初戦では浦和レッズと引き分け、アビスパ福岡に敗れるなど、空席の目立つ試合では振るわないことがあった。だが、2万人超が声援を送った試合では、ガンバ大阪に3-1、岡山に5-0と全勝しているのだ。
負傷で離脱していたチーム最多16得点のラファエル・エリアスと、背番号10を背負う福岡槙平が復帰するとの情報もある。フルハウスのホームスタジアムで、京都が大きな白星を手にすると予想する。









