■警視庁の「災害対策」のための結び方は

 もうひとつちなみに、最初に紹介した「蝶結び後の片結び」は、警視庁のホームページで「災害対策」として紹介されているもので、とても簡単であるうえに、ほどくのもそれほど面倒ではないので、「子どもの運動靴にも最適」と推奨されている。

 サッカー用ではなく、街歩き用としてふだん履いているシューズのヒモがときどきほどけて、街角で直していた私は、とりあえずこの「警視庁結び(私が勝手に名づけた=警視庁の警官や刑事たちがやっているという意味ではない)」をやってみた。すると、まったくほどけなくなった。結び目が少し大きくなるので、サッカーシューズでこれをやると、もしかしたら、インステプキックのときに痛いかもしれない。

 だが、どんな結び方にしろ、練習や試合の最中に緩まず、シューズが脱げることもない結び方をするというのは、非常に正しい心がけだと思う。Jリーグの選手たちがどんなシューレースの結び方をするのか見たことはないが、大半の選手は、「正しい心がけ結び」をしているに違いない。

 ただ、1シーズンに一度あるかないかなのだが、シューズが脱げるシーンを目にすることがある。プロとして恥ずべきことだ。私の女子チームの選手たちを見習ってほしいと思うのである。

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