
今回のtotoはJ1第33節の9試合と、J2第32節の4試合が対象となっている。過去のデータや直近の様子などから、分析を進めてみよう。
■同じ街クラブの「関係」が逆転
記事前半では、優勝争いのターニングポイントに目を向けた。一方で順位表の反対側、残留争いでも変化が起きる可能性がある。
残留ラインを挟んで、同じ街のクラブがJ1生き残りを争っている。17位の横浜F・マリノスと、18位の横浜FCである。ともに8勝7分17敗で、勝点31。得失点差で横浜FMが上に立っているに過ぎない。
この関係が逆転する可能性がある。横浜FMの前に、危険な相手が立ちはだかるのだ。
横浜FMは今節、柏レイソルのホームに乗り込む。現在4位と、上位を争うチームである。
今季好調だった柏だが、少し勢いが落ちてきた。リーグ戦ここ6戦無敗だが、直近4試合はすべてドローに終わっているのだ。
ただし、横浜FMにとって危険な相手であることに変わりはない。通算の対戦成績で、上回っているのは33勝13分27敗の柏なのである。
さらに気がかりなのが、最近の対戦だ。今年に入り、ルヴァンカップも合わせて3度対戦して柏が3連勝。昨季第33節の対戦から数えて、横浜FMは柏に公式戦4連敗中なのだ。
前節は3得点で勝利など奮闘している横浜FMだが、現体制になってから上位に勝てていないのも事実だ。その流れのままに、苦手チームの前に屈すると予想する。