
現地9月26日、フランス2部リーグ・ドゥ第8節が行われ、スタッド・ランスが1−0でナンシーに勝利。今季初の連勝で4位に浮上した。所属するサッカー日本代表MF中村敬斗は、決勝弾を演出する活躍を見せた。
今夏の移籍騒動でチーム合流が遅れた中村だったが、9月20日のサンテティエンヌ戦で今シーズン初出場すると、1アシストを記録。同23日のクレルモン戦では1ゴール1アシストをマークし、中3日で迎えたこの日も4−2−3−1の左サイドMFとしてスタメン出場すると、“別格”と言える働きを見せた。
見せ場は後半3分、左サイドのバイタルエリアでパスを受けると、スムーズなタッチでさらに縦に切り込み、そこから左足でのスピードのあるクロスをゴール前に供給。飛び込んだアミン・サラマが“合わせ損なった”が、後方に流れたボールが相手DFに跳ね返ったところを、サラマがヒールでゴールに押し込んだ。
中村にアシストはつかなかったが、「ほぼアシスト」の高速クロスで3試合連続でのゴール関与。チーム合流前に行われた9月の日本代表の米国遠征は招集外となったが、10月に日本で行われるブラジル、パラグアイとの親善試合での代表復帰へ向けても朗報と言える働きを見せ続けている。