
9月23日、J1リーグ31節が各地で行われ、ヴィッセル神戸が4−0で東京ヴェルディに大勝。宮代大聖が圧巻の“PA内4人抜き”のゴールを決めた。
試合前の時点で首位の鹿島と勝点4差の4位・神戸にとって、リーグ3連覇へ向けて負けられない本拠地ノエビアスタジアム神戸での一戦。前半10分にゴール前のこぼれ球をFW大迫勇也のリーグ戦18試合ぶりの得点で先制すると、そのまま1−0で迎えた前半38分だった。
相手陣内の左サイドでのスローインからの攻撃。ボールを受けた大迫がそのまま浮き球をフリックし、井出遥也が頭で落としたボールを宮代がボックス内で受ける。足元に収めた瞬間、左右&後方から3人に囲まれたが、鋭い切り返して一気に抜き去って中央へ持ち運ぶと、カバーに入った4人目のDFをシュートフェイントでかわしてから右足一閃。相手GKが反応するも、シュートの勢いが勝る形でボールはそのままゴールに吸い込まれた。
これが宮代にとって7月20日の第24節のファジアーノ岡山戦以来、リーグ戦7試合ぶりにして2ケタ到達の10得点目。自身の能力の高さ見せつける切れ味抜群のゴールとなった。