
【日本代表vsアメリカ代表 2025年9月9日(火)19:37キックオフ】撮影/渡辺航滋(Sony αⅡ使用)】
■先発11人「総入れ替え」でキックオフ
サッカー日本代表が現地時間9月9日(日本時間10日)、アメリカ・オハイオ州コロンバスでアメリカ代表と対戦し、0-2で敗れた。
来夏のワールドカップ本大会の予行演習として挑んだアメリカ遠征の第2戦。森保一監督は、メキシコ戦から中2日での試合にスタメン11人全員を変更。3−4−2-1システムを継続させたうえで、GK大迫敬介を最後尾に、関根大輝、荒木隼人、長友佑都の3バックに、佐野海舟と藤田譲瑠チマのダブルボランチ。ウイングバックには右に望月ヘンリー海輝、左に前田大然を配置し、鈴木唯人、伊東純也が2シャドーに、1トップに小川航基を起用した。
序盤は“探り合い”の時間が続いた。日本は連係不足が目についたが、それでも伊東、望月の右サイドを中心にチャンスを作り出し、前半21分に長友佑都のクロスに望月が打点の高いヘディングで合わせるビッグチャンスを作る。
だが、徐々にアメリカがペースを握り、ライン間でクリスチャン・プリシッチがボールを受けながら、さらに長いボールを使って日本の3バックの裏のスペースを狙う。すると前半30分、左サイドを突破したマクシミリアン・アーフステンのクロスにアレックス・センデハスが左足ボレーで合わせ、アメリカが先制点を奪った。
日本はその後、前線で相手のパスをインターセプトした鈴木のパスに伊東が滑り込みながらのシュートを放ったが、惜しくもGK正面。0−1で前半を終えた。
迎えた後半、日本は4−2−3-1にシステムを変更し、瀬古歩夢を左サイドバックに起用してビルドアップの形を変える。さらに後半17分には南野拓実、三笘薫、鎌田大地の3人を同時投入して膠着した攻撃の活性化を試みるも、流れは変わらず。アメリカが後半19分にクリスチャン・プリシッチの持ち上がりからのスルーパスに走り込んだフォラリン・バログンがゴールを決め、日本は0−2とリードを広げられた。
その後、後半27分に町野修斗、菅原由勢を投入するも効果なし。反対に出足の鈍い日本に対して、アメリカが次々とシュートチャンスを作り出した。日本はGK大迫のビッグセーブで辛うじて耐えたが、0−2のまま、スコア以上の完敗と言える内容で試合終了を迎えた。