■2試合「未勝利」「ノーゴール」に謝罪
試合終了後のフラッシュインタビューで、日本代表の森保一監督は、最初に「現地で応援に来てくださった日本人の方々、朝から日本で応援してくれた方々に申し訳ない敗戦でした。すみません。応援ありがとうございました」と謝罪した。
そして3バックから4バックの変更に関して「今日のゲームの中で試したいなと思っていました」としたうえで「今後、我々がオプションにしていくために、まず前半の選手が0-0でいきながらシステム変更することを最初プランとしていましたけど、追う展開となった。そこからどうやって交代して対応していくのかというところ、追いつき、逆転するために、そして我々の選択肢をさらに増やしていくために後半から選手を代えて試しました」と自身の采配を振り返った。
だが、そのシステム変更が不発に終わったことについて「相手が3バックできた場合、幅を持たれたときの対応が難しくなるかなというところは修正していかなければいけないと思います」としたが、「その分、中央の部分で数的有利を作れたりとか、守備の部分でしっかりと整理すればいいプレッシャーをかけられると思うので、3バックも4バックも両方を使えれば今後、我々の力をさらに上げていけるかと思います」と手応えも口にした。
それでも2試合連続ノーゴールは大きな問題であり、森保監督も「応援してくださった方々に、まず勝利を見せられなかったこと、そして得点をお届けできなかったことは悔しい限りです」と唇を噛み、「もっとチャンスを作って、ゴール前、攻撃のクオリティを上げて得点を奪えるようにチームとして努力していきたい」と誓った。
10か月後のワールドカップ本大会を見据えて、さまざまな課題が噴出した今回のアメリカ遠征2試合。自分たちの「現在地」を見極めたうえで、ここからどのようにしてチームを磨き、ベスト8、さらに上を目指すのか。森保監督の腕の見せどころだ。


