
J1の京都サンガF.C.が「クラブ史上初」に挑む。これまでになかった来場者プレゼントが発表され、その心意気とデザインに称賛の声が上がっているのだ。
Jリーグに新鮮な風が吹いている。J1は終盤に入っていこうという段階だが、首位から4位までが勝点2差にひしめく大混戦。その首位に立っているのが、J2から復帰して4年目の京都なのだ。
1996年からJリーグを戦っている京都だが、J1を制したことはない。2002年の5位が最高成績だ。J2降格も数度経験し、2011年からのJ2暮らしは11シーズンも続いた。
昨季も14位に終わった京都だが、今シーズンは第11節に首位に浮上。先は長いものの、クラブ史上初めてJ1で首位に立つという快挙を成し遂げた。大混戦の首位争いで一時は後退したものの、再浮上を果たした。
混戦は続くだろうが、優勝への期待は高まっている。その思いを後押しするかのように、クラブが動いた。クラブ史上初めてという来場者プレゼントを用意したのだ。
京都が用意するのは、ベースボールシャツだ。最近はJリーグでメジャーになっているアイテムだが、実は京都がグッズ化するのは初めてだという。
9月23日のFC町田ゼルビア戦で、来場した先着1万2000人に配布されるという。親子コーデも楽しめるよう、子どもサイズも用意されているという充実ぶりだ。
クラブカラーである紫色のベースボールシャツのデザインも新鮮。京都サンガのPR大使「キャンパス隊」3人がモデルを務める、この新機軸のプレゼントのデザインと概要がSNSで発表されると、ファンから感激の声が上がった。