■残したくない「日本人の遅延行為」の記憶
バルトン主審の話が長くなりますが、この方はカタール・ワールドカップの日本対ドイツ戦を担当したということです。
申し訳ない。僕は、あの試合の主審の名前を失念しており、今回、彼が来日することが決まって初めて彼の名を認識したのですが、いわば日本サッカーにとっては恩がある審判ということになります。
今回の来日で日本に対して良い印象を持って帰っていただけるといいと思います。また、次のワールドカップでもお世話になるかもしれないからです。
そういう意味では、各国の審判をお招きするのは悪いことではないかもしれません。どこかの国に滞在した経験があると、よほど悪い出来事がない限り、その滞在した国に対して親しみの感情を抱くことになるはずですから(バルトン主審には「日本人は遅延行為をする」という記憶だけは残さないでほしいと思います)。