
J1横浜FCの25歳FW室井彗佑の鮮やかなバイシクル弾が話題となった。
8月23日に敵地パナソニックスタジアム吹田で行われたJ1リーグ第27節のガンバ大阪戦。J1残留へ向けて勝点が欲しい横浜FCは、先制しながらも2点を奪われ、後半36分には決定的と言える3点目を奪われる苦しい展開となった。試合はそのまま後半アディショナルタイムへ突入した。
だが、後半24分から交代でピッチに立っていた室井は、最後まで諦めていなかった。後半47分、左サイドのボックス内の位置から新保海鈴が切り返した後で右足クロスを送ると、ファーサイドで櫻川ソロモンが頭で中央へ折り返す。そこに室井がいた。ゴール前での絶妙なポジショニング取りから、頭上に浮いたボールに対して鋭く反応すると、後ろ向きのままジャンプしてからのバイシクルシュートで鮮やかにゴールに叩き込んだ。
直後、副審の旗が上がって頭を抱えた室井だったが、VARチェックの末にオンサイド判定。試合は2-3で敗れることになったが、室井のサッカーキャリアとファンの記憶に残る鮮やかなゴールとなった。