■危険度が高すぎる「正面返し」クリア
なお、試合を詳細に分析するために、試合のダイジェストにしたがって話を進めていく。読者の皆さんは、以下のDAZN公式ハイライトを見てプレーの詳細部分を確認してほしい。https://www.youtube.com/watch?v=eMR0k9Wrz7Q&t=1s
【9分の水戸のコーナーキックの場面】
熊本は、マンツーマンディフェンスで守り、1人だけゴール前に誰もマークしていない浮いた選手が1人いる。そして、ストーン役がニアサイドに2人立つ。
マンツーマンディフェンスは、人につくので責任の所在がはっきりする。コーナーキックを蹴るのは大森渚生。ボールは選手たちの頭を超えて、フリースペースとなっているペナルティエリア内の右にボールが落ちていく。
後ろから走り込んだ飯田貴敬がシュートを放つ。ボールは惜しくもゴール右に外れる。大森は最初からフリースペースにボールが落ちるように大きく蹴っている。そこに飯田が走り込んでシュートしたのも、トレーニングで試されて、デザインされているやり方だろう。
【35分の水戸の加藤千尋の得点シーン】
熊本の選手がクリアしたボールが加藤の足元に転がる。加藤は左足でゴールを決めた。熊本はクリアしたボールを落ち着いて高く蹴る余裕を持って欲しかった。
特に、いきなりボールが向かって来たとしても、正面に返すのは危険度が高すぎる。しかし、利き足でない左足で冷静にコースを狙った加藤がうまかったとは言える。
記事後半は、54分の水戸のロングスローの場面から見ていこう。



