
イングランド1部クリスタル・パレスが8月に入り、ドイツ1部アウクスブルクと親善試合。サッカー日本代表MF鎌田大地の絶妙スルーパスに称賛の声が集まった。
昨季プレミアリーグでは12位ながら、FAカップで優勝を飾ったクリスタル・パレス。加入1年目の鎌田も、ベンチスタートが続く時期もあったが、最終的には信頼を勝ち取り、リーグ戦34試合に出場。FAカップでも奮闘し、クラブ創設164年目にして、初の主要タイトル獲得に貢献した。加入2年目となる新シーズンでは、さらなる活躍が期待される。
その“準備”となるプレシーズンマッチに、鎌田は3−4−2―1のダブルボランチの一角としてスタメン出場。前半のうちに1トップのFWジャンフィリップ・マテタが2ゴールを決めて試合を優位に進めると、後半23分に鎌田が仕事をする。
アウクスブルクのGKのロングキックをクリスタル・パレスが回収し、ピッチ中央の位置でボランチの相方を務めたアダム・ウォートンが鎌田にボールを落とす。反応した鎌田が、ボールのバウンドもお構いなしに、間髪入れずに左足ダイレクトで繊細なタッチでのスルーパスを最前線のマテタの前方へ送り込んだ。
ボックス内に侵入したマテタは、相手DFの捨て身のタックルの前にシュートを打つことはできなかったが、そのこぼれ球をエベレチ・エゼが右足シュートして、ゴールネットを揺らした。