
J1の横浜F・マリノスが、ダービー用に用意された特別ユニフォームを発表した。斬新なデザインに、ファンが喜びの声を上げている。
日本屈指の名門が、思わぬ不振に陥っている。オリジナル10の一角として、Jリーグ発足時からトップリーグで戦い続けてきた横浜FMが、J2降格圏に沈んでいるのだ。
だが、風向きは変わりつつあるのかもしれない。第22節では湘南ベルマーレと引き分け、続く第23節では横浜FCに勝利と、神奈川ダービーで勝点を積み上げた。そして中断前最後の試合となった第24節では名古屋グランパスを下して今季2度目の連勝を飾った。一時は最下位に沈んでいたが、18位まで順位を上げている。
最高のタイミングでの発表となったかもしれない。9月13日の川崎フロンターレとの神奈川ダービーに向け、クラブは特別なユニフォームがついてくる観戦チケットを発表。その特製ユニフォームの名は、「一丸ユニ」という。そう、今こそ一体感を持ってダービーで勝点を積み上げたいチームにとって、大きな後押しとなるユニフォームの登場となったのだ。
デザインは斬新だ。用いられているのは青、赤、白とファンにはおなじみのトリコロールだが、何より目を引くのはエンブレムが胸の中心に配置されていること。そこに向かって放射状に集まるトリコロールのラインは、ファン・サポーターの思いを表しているという。