■精神において「ファンたちのもの」
今回の立法の立役者と言っていいジェイソン・ストックウッドは、7月13日付けの『The Guardan』紙に以下のようなコメントを寄せている。
「これまでサッカーは、その周囲の社会、その価値観、不平等、成功と失敗を常に反映してきました。しかし他の産業とは違い、サッカーには類いまれな感情的な側面があります。世代と世代を結びつけ、アイデンティティを築きます。サッカーは、少なくともその精神において、ファンやサポーターたちのものです。私たちが求めているのは昔に戻ることではありません。すべてのクラブオーナー、経営者に、社会への責任感を持って取り組んでほしいということなのです。これからやるべきことはたくさんありますが、『独立サッカー規制機関(IFR)』が実現段階に達したということは、サッカーにおいても、そして政治の面においても、変化は可能であることを力強く示しています」