「歩いてる姿見てると泣けてくる」アキレス腱断裂の横浜FM遠野大弥のゴール裏あいさつが話題!「待ってる」「絶対残留」に加えて「ファミマの靴下売れそう」の声の画像
長期離脱から復帰した宮市亮(写真)が掲げるのは、右アキレス腱断裂で長期離脱を余儀なくされている「背番号9」のユニフォーム。その遠野大弥が…。撮影/原壮史(Sony α1使用)

 3か月ぶりに最下位脱出を果たした横浜F・マリノスの試合後、ゴール裏サポーターにあいさつに訪れた遠野大弥に対して、ファンから続々とエールが送られている。

 現在26歳の遠野は、高い技術と左右両足からの豪快なシュートが武器のアタッカー。川崎フロンターレから今季、完全移籍で横浜FMに加入すると、低迷するチームの中でも、優れた攻撃的センスを発揮し、気迫あふれるプレーでチーム最多の5得点を挙げて、獅子奮迅の働きを見せていた。

 しかし、6月25日の第15節FC東京戦で右アキレス腱断裂の大ケガを負い、同27日に手術を受けて、全治6か月の見込みと発表された。この悲報に多くのサポーターが心を痛めていたが、7月20日におこなわれた第24節の名古屋戦でチームが3−0で勝利を飾った後、現地で試合を観戦していた遠野が、右足に器具をつけたままゴール裏へ。足を引きずりながらも必死にサポーターのもとへと歩みを進めた。

 この遠野の姿に、横浜FMサポーターからは大きな拍手と声援、そして「遠野コール」が沸き起こった。それに対して遠野は、拍手で感謝の気持ちを伝え、深々と頭を下げる。この試合後の遠野とサポーターの交流シーンを、クラブ公式SNSが「目には涙を浮かべながら、温かい声援をしっかりと胸に刻みました。共に前を向き、共に乗り越えよう。」の言葉とともに映像で紹介している。

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