■「チームのコンセプトに則ったプレーで自分を表現できればいい」

 森保一監督は、今回招集した選手それぞれに細かく要求している部分があるようで、宮代に聞いてみても、「もちろん、要求されていることはありますし、ここのポジションで出たらこういうポジションを取ってほしいとか、こういうプレーしてほしいっていうのはあると思いますけど、個人としては、自分の特徴としても、しっかり結果を出すところ、ゴールっていう数字を残すことは、自分にとってはすごく大事なところかなと思う。求められているところ、プラスアルファ、得点を狙っていきたい」と、熱く語ってくれた。
 ただし、「だからといって、自分よがりのプレーをするわけでもないので、しっかりとチームのコンセプトに則ったプレーで自分を表現できればいい」と冷静であることも口にする。
 森保ジャパンでのデビュー戦はシャドウでの出場だったように、代表で生き残るうえで柔軟性は必須。宮代は川崎フロンターレでの2023年シーズンに1トップとサイドでのプレーを経験し、ヴィッセル神戸に移籍してからはさらにインサイドハーフとして結果を残してきた。
「もちろん、今の近代サッカーでは複数のポジポジションをこなせるのは最低限だと理解していますし、どこのポジションで使われても自分のプレーができるとは思いますけど、まずは与えられたポジションでしっかりとやりたい」
 こうも語って、試合展開や相手によってその強みを生かす構えだ。かつて、新たなポジションで出場を重ね、そして結果を出した際に「継続は裏切らない」と手応えを口にしていたが、その成果を代表の舞台でもぜひ出してほしい。
 森保ジャパンの戦術の中でいかに攻撃の潤滑油として機能し、同時に、自ら結果を残す存在になれるか。互いに優勝を目指す今日の日韓戦は、格好の舞台だ。夢の切符を掴むために、その価値と力を存分に見せつけてほしい。
(取材・文/中地拓也)

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