
7月15日のE―1選手権・韓国戦で先発起用が見込まれるサッカー日本代表FW宮代大聖。前回大会で町野修斗や相馬勇紀がそうだったように、夢の舞台であるW杯への切符を掴むうえで、この一戦が持つ意味は大きい。
E―1選手権は国内組のみで構成されるため、チーム作りはゼロから。それでも、1週間ほどの活動を通して、「個人としては出たのは1試合だけでしたが、チームのやりたいコンセプトをちゃんと理解できています。チーム全体としても、1試合目よりも2試合目、2試合目も3試合目とうまくできていると思うので、最終戦は相手のレベルも上がりますけど、(日本代表として)よりいい関係性が築ける」と自信を見せる。
チームとして勝つことがアピールの必須条件ではあるが、同時に、自らのストロングをアピールすることも必要だ。9月シリーズ以降も引き続き呼ばれるためには、今回は招集されていない海外組にも劣らない個の力を披露しなければいけないからで、14日の練習後に本人も「(森保ジャパンの)コンセプトの中でどう自分の色を出すかが大事になってくる」と話していた。
だからこそ、代表で国内屈指の選手と一緒にプレーやトレーニングをすることで、自らの武器を改めてどのように感じたのかを聞いてみれば、「それは改めてというか、前からそうですけど」と前置きしたうえで、「自分のシュートの技術やゴール前の冷静さ、ゲームを作るところは代表でも求められているなと感じるので、そういうところは出していかなきゃいけない」と話す。日の丸を背負ってもなお、自らの武器にブレがないことは自信につながっているはずだ。