■チームに「新しい色」をもたらすもの
監督も、選手も、移籍することによって新しい才能を発揮できる例がたくさんある。活発な移籍が選手や指導者の開花をもたらすのだ。そして、チームにも新しい“色”をもたらす。
従って、Jリーグの中での選手や指導者の交換が盛んに行われるのは当然のことだろう。
だが、それだけでは“たらい回し”になってしまう。
若手選手の台頭も興味をひかれるが、今後は指導者の世界でも若い新しいタイプの指導者に登場してほしいものだ。そして、海外からこれまでのJリーグの殻を打ち破るような逸材を導入してほしい。
かつて神戸にやってきたアンドレス・イニエスタのようなビッグネームでもいいし、将来、世界のサッカーをリードしていくような若き逸材でもいい。
Jリーグで実績のある選手や指導者が移籍によってさらに輝くと同時に、外の世界からも新しい選手や監督を導入してほしいものだ。それが、Jリーグの競技力のさらなる向上につながるはずだ。