
地球の温暖化が止まらない。危険な暑さだけではなく、自然災害の発生など、人類規模で問題が噴出している。生活の一部であるスポーツ、ひいてはサッカーおいても、さまざまな問題が顕在化し、対応に多くの人々が追われている。温暖化の地球においてサッカーが持続し、発展するために、今後、夏場の試合をどうするべきか。サッカージャーナリスト後藤健生が緊急提言!
■6月だというのに「最高気温」46度
ちなみに、影響を受けているのはサッカーだけではない。6月30日に開幕したテニスのウィンブルドン選手権。ロンドン近郊で開かれているこの大会も、初日から猛暑に見舞われて大問題になっている。
僕のような昔からテニスを見ている人間にとって、ウィンブルドンといえばいつも霧雨が降っているような印象が強い。突然、雨が降り始めて試合が中断。芝生のコートがシートに覆われるような映像をしょっちゅう見ていた。
そのウィンブルドンが、猛暑で苦しんでいる。
ちなみに、西ヨーロッパ全土が大熱波に見舞われており、スペインではまだ6月だというのに最高気温が46度にも達したとも報じられている。