■「クラブへの感謝がたくさんあります」
後半、攻撃のギアをさらに上げたい東京は、59分に佐藤恵允、仲川輝人、長倉幹樹の3人を同時投入。引いてスペースを与えない横浜守備陣の隙間を突いてゴールに迫るようになった。
ショルツがPKをストップされてしまったものの、85分に長倉が同点ゴールを決めると、9分と表示されたアディショナルタイムのラストプレーでPKを再獲得。
長いVARの確認を経て90+13分、「ゴール裏のサポーター目掛けて蹴れば入ると思った」という森重が決めきり、東京が劇的な勝利をおさめた。
東京は残留争いの直接対決で20位と19位に連勝。降格圏と勝ち点5差の15位まで順位を上げ、サポーターとともに笑顔で野澤を送り出すことができた。
最後のあいさつで「育ててもらったクラブへの感謝がたくさんあります」と東京への思いを語った野澤は、「自分の人生を変えてくれたイエス・キリストに本当に感謝します」と締めくくった。
これまでのさまざまな感謝を胸に、異国の地での冒険を始める。
■試合結果
FC東京 2-1 横浜FC
■得点
4分 櫻川ソロモン(横浜)
85分 長倉幹樹(東京)
90+13分 森重真人(東京)



