■ドリブル突破から「細谷真大のゴール」を演出

 大差となってからも途中出場の選手たちが結果を求めて攻め続けた。

 中村敬斗には決定的な場面が2度ほど訪れたが、この日は決めきれず。

 6月シリーズ前まで代表16試合で8得点と、高い確率でゴールを決め続けている“シュートの魔術師”だけに、得意とする左斜め45度からのシュートは決めてほしいところだったが、所属するスタッド・ランスと欧州王者パリ・サンジェルマンとのカップ戦決勝、降格プレーオフ2試合での疲労が、シュートの精度を鈍らせたのかもしれない。

 佐藤龍之介と海舟の弟である佐野航大は、途中出場で代表デビューを果たした。

 終盤にスタジアムを沸かせたのは俵積田晃太。80分にドリブル突破から細谷真大のゴールを演出し、スコアを6-0とした。

 今回の6月シリーズで好パフォーマンスを見せた佐野海舟と町野修斗。彼ら海外組の中でも代表での生き残りをかけた熾烈な争いが続くが、国内組は、海外組のいない7月のE-1選手権が貴重なアピールの場となる。

 アジア最終予選が終了し、サバイバルは残り約1年となった。

 

■試合結果

日本代表 6-0 インドネシア代表

■得点

15分 鎌田大地

19分 久保建英

45+6分 鎌田大地

55分 森下龍矢

58分 町野修斗

80分 細谷真大

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