
6月1日にJ1リーグ第19節が行われ、セレッソ大阪は本拠地ヨドコウ桜スタジアムで清水エスパルスと対戦し、4−2で勝利した。その試合終了後のワンシーン、北野颯太の惜別の“ユニフォームパス”に反響が寄せられた。
両チーム合わせて計6ゴールが生まれた熱戦。その試合に特別な思いで臨んだのが、オーストリア1部ザルツブルクへの完全移籍が決定的となり、この試合が海外挑戦前のラストマッチとなったC大阪の20歳、北野だった。キャプテンマークを巻き、4−2―3−1のトップ下としてスタメン出場した背番号38は、前半10分に自ら得たPKを失敗する“ご愛嬌”がありながらも、後半9分、同25分と2アシストをマークする活躍を見せた。
その試合終了直後だった。後半アディショナルタイムでベンチに下がっていた北野は、他のチームメイトともに場内を一周。スタジアムにチャントが鳴り響く中、最前列にいたサポーターの少年を見つけ蹴ると、自らが着用していた背番号38のユニフォームを脱ぎ、手渡しでプレゼントしたのだ。
このシーンを試合を中継していたDAZNが日本語版公式エックス(旧ツイッター)に「未来へ繋ぐ桜の誇り」「下部組織出身の北野颯太から未来の桜戦士へユニフォームをパス」として公開すると、SNS上には次のようなコメントが寄せられた。
「ユニくださいって出してた子、よかったね」
「こりゃ素敵」
「良いシーンだな」
「一生の思い出やな。未来の桜のエースになってね!」
「こういうの泣ける」