■中国や韓国に「聞かせたい」セリフ
そういえば、産油国のボス的存在のサウジアラビア大使館にも悪い印象はありません。
2006年の夏に、イビチャ・オシム監督の日本代表がアジアカップ予選のためサウジアラビアに遠征したことがあり、大使館にビザをもらいに行きました。
ところが、領事部の開館時間と申請受付時間を混同してしまって、僕が大使館に着いたときには申請受付が終わっていたのです。
「しょうがない、また来よう」と思ったら、窓口の日本人係員が「せっかく来たのだから、受け付けしてあげますよ」と言うのです。
な、な、なんとご親切な……。中国や韓国の係員に聞かせてやりたいセリフでした。
やはり1997年のアジア予選のときに、カザフスタン戦とウズベキスタン戦の間に1週間あったので、キルギス観光をしようと思って、カザフスタンの首都アルマトイにあるキルギス大使館にビザをもらいに行ったときも、やはりとても親切にしてもらいました。
しかも、在アルマトイ・キルギス大使館は森の中の山小屋風のとても素敵な建物でした……。