
AFCチャンピオンズリーグ・エリート(ACL)のサウジアラビアラウンドの後、中2日や中3日での6連戦が続いている川崎フロンターレ。その中、5月14日の横浜FC戦、18日のセレッソ大阪戦を連勝しただけに、21日の浦和レッズ戦も白星街道を突き進みたかった。
長谷部茂利監督はこの日、スタメン3人を変更。浦和のマチェイ・スコルジャ監督が6人を大胆に代えたとは対照的に小規模な入れ替えにとどめた。大島僚太や三浦颯太ら負傷者が多いというのもあるが、指揮官としては「手堅く勝ち切りたい」という思いがどこかにあったのだろう。35歳の丸山祐市を筆頭に多くの面々が満身創痍の状態でピッチに立つことになった。
こうした中、悪くない入りを見せた川崎だったが、前半25分にエリソンが右ひざを負傷。予期せぬアクシデントに直面する。背番号9はいったんはピッチに戻ったが、自ら倒れ込み、退場を余儀なくされ、試合後も松葉杖をついてスタジアムを後にした。
エースFWの負傷交代という非常事態に陥った川崎は、前半42分に中島翔哉のテクニカルな一撃を食らって、ビハインドも背負うことになってしまう。それでも、前半終了間際の右CKを交代出場した山田新が競ってマルシーニョが押し込み、何とか1-1で折り返すことに成功した。