勝負を分けた「スタメン6人」と「コイントス」、左WB林幸多郎の「全3ゴール」に絡む活躍で町田が完勝、「11戦負けなし」柏に2つ目の黒星【FC町田ゼルビアvs柏レイソル】PHOTOギャラリーの画像
16分、追加点を奪って喜ぶFC町田ゼルビアの選手たち。町田が、好調・柏レイソルに今季2敗目となる黒星をつけた。(20250517)撮影/原壮史(Sony α1使用)
■【雨天の激闘9連写】全得点に絡んだ左ウイングバックが観客席のサポーターと! ハイタッチで喜びを分かち合ったのは?

【明治安田J1リーグ 第14節 FC町田ゼルビアVS柏レイソル 2025年5月17日(土)14:04キックオフ】 撮影/原壮史(Sony α-1使用)

■スタメンを大きく変更

 中2日という厳しい日程での試合となった柏レイソルは、スタメンを6人変更。11試合負けなしの快進撃を支えてきた小屋松知哉、久保藤次郎、小泉佳穂らをベンチスタートとし、最前線はここ数試合、復調の兆しを見せているサッカー日本代表の未来のエースストライカー候補、細谷真大が務めた。

 試合は序盤から、FC町田ゼルビアのペース。ポイントごとに3対2の数的優位の状況を作りたい柏にそれを許さず、攻守の入れ替わりから攻勢を強めていった。

 それに加え、地の利が勝負を分けた。雨の影響でピッチの半分(町田ベンチ側)に水が溜まっていた状況に対し、町田はコイントスで攻撃方向を変更。水を多く含んだエリアで攻撃を展開することを選んだ。

 4分には仙頭啓矢の地を這う弾道のミドルシュートがゴールキーパーの手を弾くと、ゴール前の大混戦から左ウイングバック(WB)の林幸多郎が押し込み、先制に成功する。雨の影響で、芝が重たくなった部分とスリッピーになった部分を効果的に使い、ホームアドバンテージを得た町田が、4連勝中の柏からリードを奪った。

 16分にはスローインから林が鋭いクロスを入れると、柏のオウンゴールとなり、2-0に。選手たちが歓喜に沸く中、黒田剛監督は岡村大八を呼び、冷静に次の指示を与えていた。 

 町田はこのところ連続で終盤に追いつかれて勝ち点3を逃してしまっているが、その流れを断ち切るべく、チームとして高い集中力を保とうとしていた。

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