
川崎フロンターレのスタジアムMC小森すみ恵が2週間かけて行っていたチームのACLEサウジアラビア取材遠征。フロンターレがサウジアラビア・ジェッダで勝ち進むに連れて、街中で会う現地の方々の反応に変化が見られてきました。
私がジェッダに降り立ったころは、Uberのドライバーさんに「ニイハオ」と挨拶されたり、ホテルのスタッフや、店員さんと「どこから来たの?」「日本です」のやり取りを何度もするのでした。今まで日本人観光客がそれほど多くなかったからでしょうか。アニメ好きな人がたまに「日本のアニメ見てるよ」と話してくれるくらいで、日本から来たことに関して会話はそれほど続かない状況でした。
それが、準決勝アル・ナスルに勝利した後くらいからは、Uberに乗るや否や「カワサキから来たのか?いいチームだね!」との会話が弾み、飲食店では「カワサキ、カワサキ」と呼ばれたり、フードコートのスタッフさんにまで「カワサキ頑張れ」と声を掛けられる状態に。決勝での対戦相手、アル・アハリのサポーターからは緑のユニフォームを見せつけられたり、ライバルチームであるアル・イテハドのサポーターからは「次カワサキ勝ってね!」とエールを送られるまでになりました。
選手の練習会場の警備をずっと担当してくれていた現地の大学生アルバイトの男の子たちも、「明日はフロンターレに勝ってもらいたい」「絶対に頑張ってよ!」と何度も伝えてくれました。そして迎えた練習最終日、クラブスタッフや報道陣からフロンターレグッズを彼らにプレゼントしたのですが、「わあああー!」と満面の笑みで喜んでくれて嬉しかったです。「近いうちに絶対に日本に行って川崎のゲームを見に行きたい!」とも言ってくれました。サウジアラビア。ジェッダの地に「川崎旋風」が吹いていることを強く感じました。