■2点ビハインドの闘将が「吠える!」

 後半は、2点ビハインドの町田が黒田監督の檄の下、猛反撃に出る。浦和は松尾や渡邊ら前線の選手たちも、深い位置までボールを追い、エリア内の守備で数的優位をキープ。町田の攻撃を受け続けながらも、隙を与えることなく、粘り強く守り続けた。
 守備に奔走し、良い形で攻撃に転じることはできなかったものの、町田に攻撃を組み立てる時間を与えない。
 西川周作の体を張ったスーパーセーブなどもあり、完封で勝利した浦和。渡邊とグスタフソンの共存という「新しい攻撃スタイル」を見出した、この一戦から上昇気流に乗ることを期待したい。
 次戦の相手は、就任5年目のチョウ・キジェ監督率いる京都サンガ。戦い方が確立している現在2位と好調の難敵に、浦和は勝利することができるのか。注目しよう。

■試合結果

FC町田ゼルビア 0-2 浦和レッズ

■得点

5分 マリウス・ホイブラーテン(浦和)

38分 松尾佑介(浦和)

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